
舞台版うしおととら…おわりました。
長かったですねぇ。
私たちお笑いサタケ道場が関わり出してからもなかなかすごい年数が経ったように思います。
一度きりの振り返りなんかをしみじみと…
立部個人では、他所の舞台で稲森さんと共演させて頂き、ご縁で桜川時代に受付スタッフとしてお手伝いに行った事があります。
ちょうど鎌鼬三兄弟の話でした。
その時大概なカルチャーショックを受けました。
コッソリ白状すると、こんなのうしとらじゃない!と思った事もあります(笑)
そして劇団員、佐竹仁と山本誠子が畜生からくりにて初演。
私が役者として初めて出たのが伝承候補者編、四人目のキリオ。
そう、初めて頂いた役が斗和子です。
実はこれ、人生初の妖艶さを求められたお芝居でした。
妖艶とは…?な役しかやった事のなかった私。
一言で言うと、もがきました。
すぐに消滅してしまう役にも関わらず、意外にもお客様に愛してもらえたようで…初めて知らないお客様にたくさんお声をかけて頂けるようになった思い入れのある役となりました。
最終決戦までにもちょこっと回想で登場したり、白面混じりな使い方もして頂き、最終決戦では見せ場を頂き、本当にやり切ったな斗和子…!
といった感じです。
そしてもう一つ、私が最初から最後までさせて頂だけた大事な役が、ハマー機関ヘレナ・マーコフ博士です。
これも死んじゃう役ですが、もらった時はすごく緊張したのを覚えています。
私…これイケるか?!て(笑)
確か人生初の老けメイクを覚えた役です。
最後、冥界の門から世界を覗かせて頂きまして…結果本当にヘレナもやり切らせて頂いた気持ちです。
漫画をリアルタイムで読んでた時に、ハマー機関が渋すぎてカッコよくて、物凄く好きで、兎に角ヘレナの人生をやり切るための役作りに苦労した記憶があります。
演出と若干いや、かなり戦った気がします。
武力行使はしてません。
オリジナルと違い、原作がある。
それは描き手、書き手の意図を読み取る以外にも読み手、観客、それぞれが理想のうしとら像があります。
私もそうです。
斗和子の時もそうでしたが、それでも演出の出した課題と自分のやりたいビジョンと、第三者が見る理想のビジョン(これはお客様に出す前なので役者仲間です)をどれも消化した時、誰にも真似できない役になる気がします。
その時まで出来なかった事が出来るようになる瞬間です。
これらをやり切らせてくれた稲森さんには直接具体的な事は伝えた事がないのですが、非常に感謝しています。
でも全部死んじゃったのでもう役がないのでは…?
そう思いつつ参加していた事も。
途中もらった役はいろいろありました。
威吹、守矢、片山、インド人、おや…本編名前付きはオスばかり。
番外編の鏢では名もなき女優。
こりゃまた難儀しました。
歌て!!!!
OM来るまで人前で歌う事などなかったものですから、毎回頭かかえてます。
そして女優なのに観に来た兄にはニューハーフと深読みされる。
…私は肩出しNGていつも言ってる。
そしてもう最終決戦に差し掛かる頃、頂いた役が鎌鼬、雷信でした。
実は言ったことあるかもなんですが、昔から漫画では鎌鼬兄妹が一番好きな私。
もちろん中でも一番は、かがりラブです!!!
しかし悲しいかな絶対に回ってこないであろう役(笑)
そう思ってたら、これまた大好きな雷信をやらせて頂ける事に。
いろいろな諸問題で…ぶっちゃけ服のうっすいにーさんイケる??!!て、悩みましたね…
雷信になる為に全力で協力してくれた自他共に認める鎌鼬モンペ冨田亜紗子さんに多大な感謝を…!!
そんな感じで私の舞台うしとら人生は終わりました。
私を舞台うしおととらの中で生かしてくれた全ての関係者、お客様に感謝してもしきれません。
そして、舞台うしおととらに携わってきた
全ての関係者、スタッフ、お客様方、藤田先生、稲森さん、お疲れ様でした!!!!!!
ありがとうございましたー!!!!
それぞれの新たな門出に幸あれ!!!!